ウェブサイトの修正

東雲です。

最近は共起語SEO?あるいは網羅性SEOという言葉が流行っており、現時点で特定の検索クエリで最も濃い情報を提供していたとしても、半年後には他の人がそれを真似てくる事が多いです。それで順位が変わる事もしばしば。

網羅性SEOやら共起語SEOは終焉を迎えつつあるという話もありますが、2017年後半以降どうなるのかは私には分かりません。

なので、我々もそれを超えるような記事の修正を常日頃から行っていかなければならないわけですが、如何せんサイトがそれなりに大きくなってくると、全ての記事を同じレベルで修正する、というのは難しいです。

時間は有限ですからね。

その為、優先順位を決めてサイト内の記事の修正を行って行かなければなりません。

この記事では、私がどういう順番で記事の修正を行っているのかについて書いていきたいと思います。その前に、一般的には何を基準として修正を行っていくのか?見ていきます。

優先順位を付ける上で考慮すべき指標

指標にも色々とあると思いますが、一般的に考慮に入れる指標としては以下のような物があるのではないでしょうか。

  • CV数(成約数)
  • CVR(成約率)
  • PV数
  • 直帰率(滞在時間)
  • 被リンク数
  • 競合性(現在の順位)

これらについて簡単にコメントしていきます。

CV数(コンバージョン数)

やはり、アフィリエイターなら既に成約する事がわかっている記事を優先的に修正していくべきでしょう。

コンバージョン

狙っているキーワードで5位の記事が1位になったら、普通に考えても成約数は5倍くらいにはなるんじゃないでしょうか。1位になるとSERPSでのCTRは20%を超えてきますから、まず流入数が圧倒的に変わってきます。

そういう意味で1位を取っていないのに、ある程度成約するキーワードは最も優先順位の高いキーワードと言えます。

CVR(コンバージョン率)

あと、CVRも考慮できるなら考慮した方が良いですね。

パーセント

単純にCV数だけで比較してしまうと、PV数が多い割に成約しない記事(本来であれば後回しにした方が良い記事)なども優先順位が高くなってしまいます。従って、考慮に入れられるのであれば、CVRを加重平均値で算出して優先順位付けの際に考慮に入れた方が良いでしょう

たとえば、1ヶ月間の成約数が5件ある記事が二つあったとして

  • 100万PVで成約数が5件の記事(CVRは0.0005%)
  • 100PVで成約数が5件の記事(CVRは5%)

では、その重みは違うでしょう。極端な例ですが、こういう事です。

とはいえ、CVRを考慮に入れるのは、アフィリエイターからすると結構難しいので、私は参考程度に見ています。あと、CVRを出す時は単純平均値と比較するのではなく加重平均値で比較した方が良いですよ(できれば)。

注:ここでは記事の内容をブラッシュアップしてCVRを高めよう!という話をしているのではありません。あくまでも現時点のCVRを見て、記事を修正する順番を決める時の優先順位付けの参考にしましょうという話です。

記事内容のブラッシュアップでCVRアップ!は、別途考えるべきことかなと思います。

PV数&被リンク数

続いてPV数ですね。これは異論ないですよね。

アクセス数(PV数)

後述しますが、私の場合はCVしない記事に関してはPV数を一番の指標として利用します。

案件に近いテーマの場合、PV数とCV数は相関しますが、扱っている案件と記事の内容がかなりズレている場合には、どれだけPV数があったとしてもほぼCVしません。

あと、被リンク数はPV数が増加すればするほど増える傾向にあります。何といってもPV数が多ければそれだけ多くの人の目に触れる事になりますので、リンクを張って貰える機会が多くなり、結果としてPV数が多い記事はリンク獲得資産(記事)になりやすいです。

そういう意味で被リンクが付いている記事は「順位が下がってPV数を落とさないため(PVが下がれば継続的にリンクをGETする機会が減るので)」にも、優先順位は高くなってくるのかなと思います。

とはいえ、PV数と被リンク数はある程度相関関係があるので、PV数の多い記事を順繰り修正していけば、概ね被リンク数の多い記事にぶち当たるので、私の場合は別途「被リンク数」を指標として優先順位を付けるという事は、今のところしていません。

直帰率(滞在時間)

最近はGoogleもユーザー動向を意識した検索結果を提供しつつあると言われています(というか昔から言われている事ですが)。

つまり、すぐに検索結果に帰ってくるユーザーが多い記事(戻るボタンでSERPSで戻ってくる確率が高い記事)は、現状は特定クエリで上位表示されていたとしても、ユーザーの検索意図をほにゃららしてないわけだから、評価上はマイナスになるという話。

ただ、個人的に言えば、直帰率(滞在時間)はそこまでダイレクトに順位に影響しているとは思いません。なので、私の場合は直帰率を改善するときは改善するタイミングで一気にやるようにしています。(なかなか上手くは行かないですが。)

直帰率と検索順位の関係については、多分現時点(2017年5月時点)では下記の鈴木さんの記事が一番新しいと思います。

直帰率や滞在時間をランキングシグナルとしてGoogleは使っているのか? アルゴリズム評価には使っているが個々の検索結果を変更する目的では使わない | 海外SEO情報ブログ

これまでの流れ的なものは下記記事でどうぞ。

サイト直帰率が高くてもGoogle順位には「影響ない」

記事毎の役割もあるので一概には言えませんが、直帰率を下げれば、ある程度ソレに比例してCV数も上がっていくでしょうから、順位云々関係なく直帰率を改善する努力はした方が良いのは間違いありません。

競合性(競合優位性)

あとは競合の問題も出てくるでしょう。いくらCV率が高い記事であっても、競合が圧倒的な優位性を持っているのであれば、たとえその記事を修正したとしても、順位があがることはなかなかないはずです。

そうなると修正損になってしまう事も多々あり。

この辺りは修正して順位があがるかどうかの判断が必要になってきます。いわゆる暗黙知の部分になってくるので、自分で色々試してみて、こういうサイトなら勝てる、こういうサイトには勝てないという部分を経験値として積上げていくことが重要になってくるでしょう。

偉そうな事言ってますが、私も全然分かってないですけどねw

東雲の場合のサイト内の記事の修正手順

前フリが長くなってしまいましたが、以下では私がサイト内の記事を修正する場合に付けている優先順位の話を書いていきたいと思います。

私の場合は「優先順位を4段階」に分けます。

本当は巷の人々がやってるように

キーワードの優先順位に関するマトリックス表

こんな感じのナウいマトリックス表を作って優先順位を決めるべきなのかもしれませんが、私はそこまでやりません。

結構単純です。行きましょう。

優先順位1番:情報の信頼性・適時性が求められる記事(ようは最新情報を保っておくべき記事)

CV数やらPV数やら色々と書いてきましたが、優先順位として1番高いのは「情報の信頼性・適時性が求められる記事(最新情報を保っておくべき記事)」にしています。

信頼性

たとえば、法改正によって記事の内容が陳腐化してしまっている記事、なんかが一番イメージしやすいでしょうか。

実際問題、現在のGoogleの場合、内容が陳腐化してしまっていたとしても、それが順位に反映される(順位下落)までには、結構な時間がかかります(タイムラグがある。)。

しかし、情報を最新に保てていない記事はいずれ下がります。また、ユーザービリティーの観点からしても、現時点で使えない情報を垂れ流しにしている状態はよくありません(というかユーザービリティーの方が重要)。

従って、私の場合は情報の適時性が求められる記事を優先順位の1番としています。ただ、リアルタイムで出来ているかといえば、出来てませんけどね。ある程度の期間で見て、一気に修正していく感じです。

あきらかにPV数が多いとかCV数が多い記事の場合には、ほぼリアルタイムで修正してますけど。

そう考えると、キャッシングとかクレジットカードとか表記修正が鬼のようにくるジャンルは本当しんどそうだなぁと思います。

優先順位2番:一定期間で見てCV数が2以上ある記事

適時性・信頼性が求められる記事以外で言うと、CV数を一番のポイントとしています。先ほども書きましたが、既に決まっている記事の改修をするのが収益アップの近道かなと思っているからです。

CV数は2以上。なぜ2以上かというと、CV数1個はマグレでもなんとかなるからです。CV数2はなかなかマグレでは発生しません(東雲の主観です)。

また、私のサイトの場合、2以上のCVが発生する記事って全体の20%程度なので、ボリューム的にもいい感じなのかなと思っています。

CV数は見る期間によっても変わってきますが、私の場合は概ね過去1年のデータでやっていこうかなと思っています。
もちろんCV数1個しかない記事でも、優先順位上げることはあるのですが、感覚地の部分を社内運用に取り入れると、担当者間で意見の相違・齟齬が出てくるので、とりあえずは画一的に処理していくのが良いのかなと思っています。

優先順位3番:PV数が多い記事(上位15%以上の記事)

続いて気にする指標は「PV数」ですね。

こちらはPV数の順位の上位15%程度で考えています(たとえば1,000記事あれば150記事が優先順位の3番に位置づけられるという事)。

15%は適当です。15%以内には「優先順位2番」のCV数が多い記事も相当する含まれているので、修正する記事の総量としてはこれくらいが丁度良いのかなと思います。完全に主観です。

優先順位4番:優先順位1番、2番、3番にも該当しない記事

最後はもう読んで次の通り。

優先順位1番~3番に該当しない記事を優先順位4番として、というか優先度の低い記事として取扱い、時間がある時に修正していく感じ。

もちろん、本当は優先順位4番の記事もちゃんと改修した方が良いのですが、いかんせん時間は有限なので、どっかでこういう風に区切っていかないと、いつまで経っても事業がスケールしませんのでね・・・。

その他気をつけていること

一応、上述したような画一的な基準で記事修正を行っていきますが、他にも考慮すべきことはあります。

以下、ズラッと書いていきます。

決まる事が分かっているキーワードは優先順位高めにならざるを得ない

ここで言う「決まる事が分かっているキーワード」とは、既に決まっているキーワードと類似性のあるキーワードの事です。

たとえば「車査定」ジャンルで考えてみましょう。自分のサイトが以下のような状態になっていたとしましょう。

  • ①キーワード「プリウス 査定」で1位⇒CV数30件
  • ②キーワード「アクア 査定」で11位⇒CV数0件

こういう場合、普通に考えたら「アクア 査定」も上位表示させれば成約すると考えますよね。

「プリウス 査定」は決まるけど「アクア 査定」は決まらないなぁと考える人は少ないはずです。

キーワードの特性がほぼ同じなんですから、上位表示させれば同じくらい決まるはずです。

こういうキーワードはどうしても優先順位を高めざるを得ないって事です。

ま、でも時間は有限なので・・・アレですが・・・。

直帰率が高い記事は折を見て一気に修正

上述の優先順位の画一的な決め方のところでは触れませんでしたが、やはり直帰率が高いというのはマイナスの面の方が高いです。

だからといって直帰率が高いからと言って、順位が明確に下がるわけでは今のところありません。従って優先順位は少し下がります。私の中では。

でもやっぱりマイナスのほうがでかいので、折を見て一気に修正します。まぁ、ただそれだけです。

PV数や表示回数の少ないものの処遇も考える

記事の修正はCV数の多いものやPV数の多いものから順に行うのがセオリーですが、一方で全くアクセスが無いものやサープスでの表示回数が少ない記事(検索結果上においても見られていない記事)の処遇についても考える必要があります。

そういう記事は、現時点ではぶっちゃけGoogleから評価されていない可能性が高いので、削除したほうがサイト全体の評価は上がるかもしれません。(ま、Googleはサイト単位ではなくページ単位で評価するとは言ってますが、不要な記事を削除すれば、評価の高いページから⇒不要記事にリンクジュースが流れるのを防ぐ効果があるので、まぁ多分削除した方が全体的に評価は上がるはず)

もちろん、単純に記事自体の質は高いが検索ボリュームがないからアクセスや表示回数が少ない場合もありますが。
SERPSからの流入(ページ着地数)もほとんどなく、サイト内の別記事からの流入(要は内部リンクが設置されていない記事)もない記事の場合も、そもそも該当記事はサイト上に存在する意義が薄いので、削除対象にした方が良いかもしれませんね。

この辺りの詳細については下記記事などが参考になるかもしれませんし、ならないかもしれません。

アナリティクスとサチコを見て記事内容・記事案をブラッシュアップ

まとめ~今はこうだが将来的には変わるかも

以上、私がそれなりの大きめのアフィサイトを修正する時の順番を書いてみました。

現時点では私はこう考えている、という記事なので将来的にはその方針も変わる可能性があります。

が、どこから手を付けたら良いのか分からない!という人は私と同じように自分の中の重要度で判断して修正する記事の順番を決めていけば良いんじゃないでしょうかね。

終わり。

以下の記事も参考にどうぞ。

参考:アナリティクスとサチコを見て記事内容・記事案をブラッシュアップ