自動車に乗る女性

最終更新日:2017年2月24日

このカテゴリーでは、私が参入しているジャンルや参入しようとしているジャンルについての市場動向(私の予測も含む)を、メモがてら残して行きたいと思います。

まずは自動車保険ジャンルから。

アフィリエイト種類

自動車保険の取扱いの有るアフィリエイトの種類としては、大きく分けて以下の2つです。

  • ①一括見積もり系
  • ②個々の保険会社への見積もり依頼又は申込完了

では、「一括見積もり」と「個々の保険会社の見積もり」のどちらを選択すれば良いのか?と言えば、基本的には「一括見積もり系」でOKでしょう。

一括見積もりを利用することで、「複数の保険会社からまとめて見積もりを貰える」と言うのは、ユーザーにとってはやはりメリットの方が多いです。

個別に見積もりを取る場合、契約者情報や車の情報をイチイチ入力する必要が有るため、非常に時間がかかりますが、一括見積もりを利用することで時間を短縮できますし、それによって一番安い保険会社を見つける事も出来ます。

また、車の一括査定では「しつこい営業電話、見積もり依頼後の鬼電」が良くトラブルとして挙げられますが、自動車保険の一括見積の場合はメールで済ます保険会社も多いので、そこまで問題視されることも有りません。

よって、コンバージョンレート(以下CVRと表記)は「個々の保険会社の見積もり依頼」よりも「一括見積もり」の方が高くなる傾向に有りますので、特段の事情がない限りは「一括見積もり」を中心としてサイト作りを進めるのが良いと思います。

サイトを作る仮定で個別の保険会社の紹介ページを作る時なんかは、個別案件を貼っても良いと思います。とは言え、ダイレクト系の一部でしかアフィリエイトの取扱いは無いですけどね。

一括見積もり系を利用する場合

また、一括見積の案件に絞って見ても、複数の会社がアフィリエイトサービスを提供していますので、単価とCVRと承認率を比較してどの案件を取り扱うか決定しましょう。

自動車保険の一括見積もりサービスの2強は「インズウェブ(SBI系)」「ズバット(ウェブクルー系)」です。その他、「楽天自動車保険」「価格コムの自動車保険」「NTTの自動車保険」などが有ります。

基本的には「インズウェブ」もしくは「ズバット」を選択すれば間違い有りません。

なお、一括見積もりをする事で、ユーザーがマックカードや図書カードなどの金券を貰える一括見積の案件も有るのですが、これは正直おすすめしません。

節約系のアフィリエイトサイトであれば、金券付きの案件との相性は良いのですが、切り口が「自動車保険」の場合は、素直に「金券なしの一括見積もり案件」を選択した方が最終的な報酬額は高くなると思います。

というのも、金券付きの場合、それに釣られて申込みをする人が増えるので、どうしても承認率が低くなってしまうからです。金券が無くても十分高いCVRを叩きだしてくれるアフィリエイトプログラムですよ。

自動車保険の市場規模

まず、アフィリエイトではなく「自動車保険」自体の市場規模を見てみましょう。日本損害保険協会の資料によれば、日本の損害保険市場は約8兆円。そのうち、自動車保険だけで約5兆円、割合にして約60%を占めています。(任意保険と自賠責保険の合計)

正味収入保険料
(出展:日本損害保険協会-ファクトブック2015より)

但し、自賠責保険は強制保険なのでアフィリエイト案件は有りません。アフィリエイト対象になるのは上表「自動車保険」と書かれている、いわゆる「任意保険」部分です。

金額を見れば分かるように、「自動車保険」の市場は非常に大きいです。

但し、コレはあくまでも「自動車保険」の収入保険料のデータです。アフィリエイト案件のデータでは有りません。また、自動車保険の一括見積り系の市場規模というのは明確には公開されていないので分かりません。

そもそも、どのアフィリエイト市場でも正確な市場規模は分からないです。

自動車保険の一括見積もりのアフィリエイトに関する市場規模は?

自動車保険の一括見積り系のアフィリエイトの市場規模データは有りませんので、実際どれくらいの市場規模か?と言うのは明確には分かりません。しかし大雑把で良いなら、ある程度は分かります。

一般財団法人 自検協のデータによれば、日本における乗用車の保有台数は平成27年度3月末で「60,517,249台(*1)」となっています。

*1 普通車及び軽自動車を含む自家用乗用車の台数
そして、自動車保険は基本的に年1回更新です。中には長期契約を結んでいる人もいますが、大半の人は一年契約のはずです。

従って、毎年約6,000万台分の自動車保険契約がアフィリエイトの対象という事になります。但し、全ての人が「自動車保険の一括見積もりサービス」を利用する訳では有りませんので、実際問題一括見積に6,000万台分送客出来る訳ではない事は理解しましょう。

むしろ、自動車保険の市場規模と比較すると「自動車保険の一括見積もりサービス」は、まだまだ規模が小さいです。

自動車保険には「ダイレクト型自動車保険」と「代理店型自動車保険」の2種類有リ、基本的には代理店が存在しない「ダイレクト型自動車保険」の保険料の方が安くなります。従って一括見積もりサービスを利用すれば、大体の人は「ダイレクト型自動車保険」の保険料の方が安く表示されるはずなので、ダイレクト型自動車保険を契約するはずです。

しかし、ダイレクト型自動車保険の契約高って代理店の契約高と比べるとまだまだ全然規模が小さいのです。以下、データが古くて申し訳ないのですが、株式会社ウェブクルーの保険スクエアバングの記事に貼られていた、代理店型とダイレクト型自動車保険のシェア比較(正味収入保険料シェア)です。データは2012年度の物ですね。

保険スクエアバング
(出展:データで見る「自動車保険」ダイレクト型の拡大をけん引する国内損保

実に、2012年度においてはダイレクト型の保険料シェアは6.3%しか有りません。ダイレクト型の保険料の方が安いので、必然的に保険料シェアで見ると低くなるのは当たり前ですが、契約件数ベースで見ても、2012年度においては多くて10%程度でしょう。

ちなみに、ダイレクト型自動車保険の2015年度中間決算データを同じくウェブクルーがまとめてくれているので、面倒くさくない人は代理店型自動車保険会社の決算書と比較すれば上表と同じ保険料シェアの比較が出来ます。⇒「ダイレクト型(通販型)」自動車保険2015年度中間決算は9社中7社が増収と好調

面倒くさいのでここでは割愛。

また、一括見積もり案件の2強である「インズウェブ(SBI系)」と「ズバット(ウェブクルー系)」のサービス利用者から見ても、「自動車保険一括見積もりサービス」を利用する人の割合がまだまだ少ない事が見て取れます。

以下、2強が公表しているサービス利用者の数です。

  • インズウェブ・・・利用者数800万人突破(いつ時点で突破したのか不明。サービス自体は15年実施されている)
  • ウェブクルー系・・・利用者数310万人突破(2013年7月時点)

このセクションの冒頭で「約6,000万台」分の契約が「一括見積もりサービス」の毎年のアフィリエイト対象だ!と書きましたが、実はこれだけしか利用されていません。両者の累計を足したところで、1年分の総契約台数すら超えられていないのです。

従って、「一括見積もりサービス」としての件数の伸びしろはまだまだ有ると言えます。しかも、一括見積の場合期間さえ守っていれば、一見さんじゃなくても成果対象になりますからね。(複数回利用している人でも成果対象になるという事。)

そういう意味でも、自動車保険のアフィリエイトジャンルは非常に魅力的と言えます。(懸念点については後述。)

自動車保険ジャンルのアフィリエイト特徴

では、市場規模について大まかに見たところで、自動車保険ジャンルのアフィリエイトの特徴を簡単に紹介していきたいと思います。

キーワードが豊富

やはり、何と言っても自動車保険ジャンルの特徴は「キーワードが豊富」なところでは無いでしょうか。

「自動車保険 見積もり」
「自動車保険 比較」
「自動車保険 安い」

などの古典的な複合キーワードに加えて、

「車種名」
「保険料」
「年代(年齢)」
「車両保険」
「等級」
「特約名」

などの組み合わせキーワードがゴロゴロ有ります。

特に車は毎年のように新車種が販売されますので、キーワードは枯渇しにくいと言えます。もちろん、そう思っているアフィリエイターも多いので、ライバルも多いですが、それ以上に成果に繋がるキーワードの方が多いかなというのが私の印象です。

コンバージョン率が高い

コンバージョン率はキーワードによっても変わるので、一概には言えませんが「一括見積もりサービス」はデメリットよりもメリットの方が大きいので、リンクをクリックしてくれさえすれば、ある程度の確率でコンバージョンします。

私が一時期ドンズバキーワードで上位表示されていた時は、CVRが20%程度(つまり5クリックで1CV)を記録した時も有ります。

私が上位表示させていたキーワードは、ドンズバだけど検索ボリュームが少ないキーワードだったので、成果報酬額としてはイマイチでしたが。

承認率もそれなりに有る

「車系のアフィリエイトサービス」は承認率が結構高めです。自動車保険の一括見積もりに関しても、それなりの承認率が期待できます。案件によっても全然違ってくるのですが、最低でも75%くらいは有るんじゃないでしょうか。

なお、承認率は案件によっても本当大きく差が出ますので、実際にやる際にはASPに問い合わせして下さいね。
従って、成果さえ発生すれば、ある程度確定報酬額の予測が出来るので、精神的には落ち着けますし、ディスプレイ広告等を出すにしても予算組は比較的簡単です。

私のサイトの問題かもしれませんが、個人的には最近承認率が低くなってきているような気がします。

繁忙期・需要期が明確

自動車保険の最繁忙期は言わずもがなで「1月~3月」です。コレは車の販売台数の推移を見てもらえば分かります。

新車販売台数の推移
(出展:自販連資料を元に筆者作成)

つまり、そもそも2月とか3月で保険の満期が訪れる人が多い訳です。

繁忙期が非常に明確ですので、それに合わせてアフィリエイトサイトを作っていくという手法も使えますね。

今後のアフィリエイト市場予測

この数年で言えば、市場が一気に萎えてしまう可能性は極めて低いと言えます。先程も見た「自動車検査登録情報協会の自動車保有台数のデータ」を見ても、未だに保有台数は増加傾向に有りますし、そもそも一括見積もりサービスを利用している人がまだまだ少ないからです。

一つ懸念点が有るとすれば、自動ブレーキなどを搭載した「先進安全自動車(ASV車)」の登場でしょうか。損保各社は2018年1月度よりASV車の保険料を約10%割引することを発表していますが、この割引幅が小さいのではないか?と言われているのです。

というのも、自動ブレーキを搭載した車は自動ブレーキを搭載していない車に比べて、事故発生確率が約6割低減されると言われています。(参考:自動ブレーキで事故6割減 変化迫られる自動車保険 | 乗りものニュース

事故発生確率が6割も低減するのに、なんで保険料は10%しか下がらないんだ!と普通の人は考えるでしょう。もちろん、保険料は事故発生確率の他にも色々な要素を勘案して決められるので、一概には言えないのですが、事故が発生しなければ保険会社が「保険金」を支払う必要性は減りますので、当然値下げ圧力は高まります。

仮に、全ての車がASV車に置き換われば、今よりも保険料がかなり下がるかもしれません。保険料が下がれば、普通に考えれば広告費にかけられるお金も減るでしょう。その結果、アフィリエイト案件の報酬額が下がってしまう・・・なんて可能性も当然有るわけです。

これが私が心配している点です。とは言っても、現実に公道を走る車が全てASV車になるのはまだまだ先の事なので、この数年で自動車保険のアフィリエイト市場がどうこうなる事は考えづらいですけどね。

【補足】自動運転及びシェアリングエコノミー市場が成熟すると市場は縮小する可能性が高い

この数年で自動車保険のアフィリエイト市場がどうこうなる事は考えづらい・・・と先ほど書きましたが、5年・10年経つと様相は一変するかもしれません。

AI時代に生き残る企業、淘汰される企業 著者:加谷珪一 出版社:宝島社」から一部引用します。ちょっと長くなってしまいますが、是非引用文をキチンと読んで下さい。

自動運転は、運転に関する技術だけで成立するわけではない。地図情報や乗車する人の行動履歴など、いわゆるビッグデータとセットになって初めて本領を発揮する。これらをうまく活用すれば、クルマの使い方が大きく変わり、場合によっては所有という概念すら消滅する可能性が出て来る。

通勤でクルマを使っている人を例にとって考えてみよう。
通勤にクルマを使うといっても、早朝、郊外にある自宅から中心部に移動する人と、もう少し遅い時間帯に中心部内で移動する人、日中に郊外に移動する人など、自動車の利用形態は様々である。これまで多くの人が、自分が乗りたいごくわずかな時間にクルマを所有したいとの理由から、高価なクルマをわざわざ所有していた(ほとんどの利用者は1日のうち1割も運転に費やしていないといわれる)。

しかし自動運転技術とITを駆使すれば状況は一変する。
朝、郊外から1人を乗せ中心部で降ろした後、中心部内で次の1人を選び、自動的に駐車場を探して待機。その後、郊外に3人目を載せて移動するといったことがたちどころに実現できてしまう。これまでまったく接点のなかった3人の行動が、ITを使って結びついてしまうのだ。

これを応用し、数十人でクルマ1台をシェアし、あたかもマイカーやハイヤーのように利用するというのが、シェアリングエコノミー時代におけるビジネスの本領ということになる。

AI時代に生き残る企業、淘汰される企業 P28,29より引用

もし本当にこんな時代がくれば、個人の自動車市場はかなり落ち込んでしまうでしょう。そうなれば、自動車保有台数に比例する自動車保険市場も右肩下がりになっていくのは仕方のない事です。

本当にこんな世界が来るのかどうかも分かりませんし、来るとして何年後にこのような世界が実現されるのかは分かりません。

一つ言えることは、現代の若者は金銭的に厳しい人が多いので、シェアリングエコノミーが普及していく可能性は非常に高いという事です。そうなると、シェアリングエコノミー&自動運転で数十人でクルマを1台シェアする世界が現実味を帯びてくる・・・可能性もなきにしもあらず!

ま、この数年で自動車保険市場がどうこうなるわけではないですが、10年後は分からないという事だけは理解しておきましょう。(どんなビジネスでもそうですが)。

私が作っている自動車保険サイトの紹介

ついでに私が作っている自動車保険サイトの紹介もしておこうと思ったのですが、長くなったので別記事でどうぞ。

【サイト紹介】自動車保険のサイトを作ったのでアクセス解析情報などを公開