記事統合でサイト改善

東雲です。

大きめのサイトを作っていると、意図せず検索キーワードがかぶる(重複する)ことがあります。

たとえばこんな感じ。

キーワードが重複

タイトルにひねりがなくて笑えますね。

  • 記事A:AIU保険の自動車保険の満足度やロードサービス(以下:記事Aと表記)
  • 記事B:AIUの自動車保険の特約はオリジナリティーがある(以下:記事Bと表記)

いずれも「aiu 自動車保険」がサチコのデータでは表示回数上位のキーワードとなっています。

一応、記事案を作った当初は記事Bに関しては「aiu 自動車保険 特約」を狙えたらなーと思っており、実際2017年5月3日時点でも「aiu 自動車保険 特約」では5位です。

しかし、残念ながらサチコを見るに「aiu 自動車保険 特約」というキーワードでは検索需要がなく、結果として記事A・記事B共に「aiu 自動車保険」というキーワードを狙っている形になっています。

ま、記事案の段階のキーワードの出し方が悪かったと言われればそれまでです。皆さんはこういう事にならないように気をつけて下さい。
今日はこんな感じでターゲットワードが被ってしまった場合に、記事Bを記事Aに統合する時の手順と気をつけたいことについて書いておきます。どっちかというと、作業メモです。

手順①:どちらに統合するのか判断する

ターゲットキーワードがカニばったら(カニバルの意味)、

  • 該当記事への流入数
  • サチコでの表示回数(どれだけのキーワードで評価されてるかつながる)
  • CV件数
  • 被リンク数

などを総合的に勘案して、どちらの記事を削除するのか決定します。

キーワードが重複

今回の記事は記事Bの方でCVが1件ありますが、これはたまたま(本当にたまたまかどうか考える必要はもちろんあります)。

流入数や表示回数を比較すると記事Aの方が圧倒的に評価が高いことがわかります(そもそも記事Aが本流の記事で、記事Bが支流の記事ですし)。被リンクは記事Aも記事Bもサチコによるとゼロ。

よって、記事Aを残して記事Bを削除するという決定が出来ます。ここで記事Bの記事内容の中で記事Aに使えるものがあれば、記事Aの中に取り込みます。

手順②:記事を統合する

ここは特段説明しません。

記事Aと記事Bを見比べて、記事Aに取り込めそうな内容を探して、記事Aに取り込むだけです。

ただし、記事Aに記事Bの内容の一部を取り込んだことが原因で順位が下がってしまう事もあるので(その内容が入ったことによって冗長になったり、検索キーワードの意図に的確にマッチしなくなった場合には順位が下ることがある。と思う)、そういう状況が起こったら統合した部分を削除する。

削除するにはメモをとっておく必要があるので、エクセル等にコメントしておくと良いでしょう。

手順③:統合が完了したら元記事を削除

手順②が完了したら記事Bはもう必要はないはずです。普通に削除しましょう。

WordPressなら管理画面から該当記事の「削除」を押すだけ。

手順④:プラグインRedirectionなどを使ってリダイレクトをかける

WordPress上などで記事を削除しても、検索エンジンはリアルタイムでは処理してくれません。

従って、検索エンジンからは削除した記事に訪問するユーザーが少なからず存在します。しかし、記事を削除しているので、そのユーザーには404エラーが返されます。

それを防ぐためにプラグインのRedirectionなどを使って記事Bから記事Aにリダイレクトをかけます。

やり方は簡単。Redirectionをインストール後(既にインストールされてるならインストール不要)、WordPress管理画面の「ツール」→「Redirection」を選択。

以下のような画面になるので、

redirectionの使い方

ソースURLに「転送元のURL(今回の場合では削除する記事:記事Bのこと)」
ターゲットURLに「転送先のURL(今回の場合では残す記事:記事Aのこと)」

を入力して、「新しい転送ルールを追加」をクリックするだけ。これで301リダイレクト完了です。

301リダイレクトはhtaccessでやってもいいですが面倒なので、WordPressサイトの場合は上記プラグインを利用することをオススメします。

補足:301リダイレクトする必要がないならしなくてもOK

今回はリダイレクトをかけていますが、正直コレくらいのレベルの記事(記事B)であれば、リダイレクトしたところで記事Aの評価があがるわけでもないので、わざわざリダイレクトをかける必要はないかもしれません。

そもそも記事Bへの被リンクは1件もないですし。

ユーザーの利便性とGoogleへの意思表示、リンクジュースなどの問題を総合的に勘案して、リダイレクトかけるかどうか判断して下さい。

手順⑤:サチコでURLの削除依頼をかける

記事を削除してリダイレクトをかけているのであれば、Googleもすぐに

「あ、記事Bが削除されて記事Aにリダイレクトかかってる」

という風に認識してくれるので、別にURLの削除依頼をかける必要もないです。ぶっちゃけた話。

しかし、私はGoogleにすぐにこちらがやったこと「記事B削除→記事Aに統合&リダイレクト」を認識して欲しいので、URL削除リクエストを送るようにしています。

サチコのURLの削除

上画像のように「Googleインデックス」→「URLの削除」の画面から、「一時的に非表示する」ボタンをクリック。

URLの削除

上のように非表示にするURLを入力するボックスが出てくるので、削除したURLを入力して「続行」ボタンをクリック。

リクエストタイプはこの場合は「検索結果でページを一時的に非表示にし、キャッシュから削除する」を選択して「リクエストを送信」ボタンを押しましょう。

削除リクエスト

無事にリクエストが送信されたら以下のような画面になります。

URLの削除ー保留中

まぁ、リクエストを送信しても速攻で対応してくれるわけではないので「保留中」になってますね。1日、2日もすれば処理は終わるので気長に待ちましょう。

手順⑥:内部リンクの調整・張り替え

一応、上記手順では301リダイレクトをかけているので、内部リンクの張替え(記事Bにリンクを飛ばしているものを記事Aに飛ぶようにする)をしなくても、404エラーページに飛ぶことはありません。

従って、別に放置してても良いんですが、やっぱり自分で管理できる部分は正規のURLに変更しておいた方が良いので、プラグインの「Search Regex」を使って、URLへの変更を行っていきます。

下画像のように「Search pattern」のところに削除した記事BのURLを入れて、「Search」ボタンを押す。

サーチする

すると、以下のように検索の結果が出てきます。

内部リンクは1件だけでした

今回は統合先の記事Aから記事Bにリンクが一本飛んでいるだけでした。従って、記事Aの該当部分を削除すればOK.

内部リンク1本ってことは、私にとって記事Bはさほど重要じゃなかったって事ですね。今にして思えば笑

なお、複数の内部リンクがある場合ですが、Search Regexで一括でURLだけ置換しても良いのですが、アンカーテキストも最適な物にした方が良い事は良いので、できれば1個ずつ手動で修正した方が良いと思います。

手順は以上。あとは、記事案などをまとめているエクセル等に記事Bを削除して記事Aに統合&リダイレクトしたことのメモも残しておきましょう。

【補足】記事統合と決めつける前に・・・・

今回は主題が「記事統合する場合の手順」なので、主題とはズレてしまいますがちょっとだけ書いときます。

今回の私のような状況になった場合、「統合以外」の手段を選ぶのもありだと思います。

手段としては

  1. 統合せずに記事削除
  2. 片一方の記事をnoindexにする
  3. あえてそのまま両記事残す
  4. 需要がありそうなキーワードが他にあれば、片方の記事をそちらに寄せる

思いついたのはこれくらい。ちょっと詳しく。

①統合せずに記事削除

被リンクがゼロだったり、ランディングページの役割も果たしてなかったり(該当ページの流入がほぼない)、サイト内の他の記事の補足記事(関連記事)にも該当していない場合には、統合せずに記事を削除してしまっても良いかもしれません。

被リンクがゼロで該当ページへの流入がゼロってことは正直存在価値のないページという事ですから、削除してしまった方がサイト全体の評価は高くなるでしょう(微々たるものですが)。

もちろん、記事内容的に使えるものがあれば統合側の記事に内容の一部を移し替えた方が良いと思います。

②片一方の記事をnoindexにする

考え方は①と同じ。価値がないページをnoindexにすれば、記事を削除した場合と同様の効果を得られます。

どういう場合にnoindexにするかといえば、役割がサイト内の他の記事の補足記事であったり、サイト構成上その記事がないと辻褄が合わなくなってしまう場合とかですかね。

こういう場合は、検索からの流入等がなくてもサイトにとっては存在価値の有るページですから、noindex化することでGoogleからの評価は高めつつ、サイト内の役割を全うさせることができます。

あえてそのまま両記事を残す(両方indexあり)

これは消そうと思っている記事に被リンクがついている場合なんかが該当します。

記事を統合して301リダイレクトをかけても良いのですが、やはりリダイレクトだとリンクジュースは多少減っちゃうので、サイト全体から見ればマイナスです。

この場合は両方残すという選択肢を取ってもいいかもしれません。ただしキーワードが被る事により順位が分散してしまう可能性があるかもしれないし、ないかもしれないです。

④需要がありそうなキーワードに記事内容やタイトルを寄せる

個人的にはコレが一番理想だと思います。

意図しないキーワードで該当記事がそこそこ良い順位に付けているのであれば、削除しようと思っていた記事をそのキーワードに寄せていけば、さらなる流入が見込めるかもしれません。

もちろん、該当記事は削除して新たにそのキーワードを狙う記事を作るのでも構わないと思います。どっちがどうというのはあんまり有りません。
私の今回の事例の場合は、先ほど紹介したように

■再掲
キーワードが重複

記事B:AIUの特約オリジナリティーの方(こっちを消そうと思っている)

の意図しないキーワードって「aiu 自転車保険」なんで・・・しかも28日間で表示回数6回なんで・・・有無を言わさずという感じ。

終わりに

あくまでも今回は私のやり方を紹介しました。

色々な考え方があると思うので、自分が正しいと思う手法を取って下さい。