マンガでわかるウェブ分析

東雲です。

【クチコミページと社長ブログ、売上に貢献しているのはどちら?~マンガで分かるウェブ分析~】という本を購入してみました。基本的なアクセス解析のやり方をマンガを交えながら教えてくれる本です。

そして何よりもマンガの主人公の女の子が可愛いので、標準的な男性であれば萌えながら読めますし、アクセス解析初心者に焦点を絞った非常に良い本だと思います。

筆者:小川卓さんの紹介

小川卓さんの紹介をしようと思いましたが、そんなものはWEBで探せば色々出てくるため端折ります。アマゾンの小川卓さんページを引用して紹介します。

ウェブアナリストとしてマイクロソフト・ウェブマネー・リクルート・サイバーエージェント・アマゾンジャパンなどで勤務。解析ツールの導入・運用・教育、ゴール&KPI設計、施策の実施と評価、PDCAをまわすための取り組みなどを担当。

続きは「Amazonの小川卓氏紹介ページ」でどうぞ。

個人的には、書いている内容が具体的かつ明瞭だったので、一気にファンになってしまいました。多くの大企業でアクセス解析業務を行ってきただけあって、その実力は本物。

アクセス解析

現在は独立してご自分で事業をされているそうですが、アフィリエイターにとっても馴染み深い「ミエルカ」などのツールを販売しているファベルカンパニーの社外取締役などもされています。

個人で講演だったり、勉強会なんかもされているようなので、お金に余裕がある人やコレからは企業向けにサービスを提供したいと考えている人は、一度勉強会なんかをやってもらっても良いかもですね。

忙しすぎて勉強会なんか引き受けてくれないかもしれませんが。

小川卓氏公式サイト

小川卓氏のtwitterアカウント

本の概要・要約

本の概要は大きく分けて5つに分かれます。

  • 第1話:ネットショップの売上はなぜ3割も減ったのか?
  • 第2話:開封率と登録率が2割しかないメルマガ、どうすれば改善出来る?
  • 第3話:社長の完成VS現場の感覚、より効果があるアイデアを見極めるには?
  • 第4話:クチコミページと社長ブログ、売上に貢献しているのはどちら?
  • 第5話:売上に貢献しないFacebook、続ける意味はあるの?

いずれも内容が知りたくなる内容ですね。以下、ちょっと簡単にまとめていきます。

第1話:ネットショップの売上はなぜ3割も減ったのか?

第1話は、アクセス解析を使って売上増減の原因を分析するにはどうすれば良いのか?を解説してくれる章です。単に、全体のアクセス解析の数値を見るのではなく

例えば

  • 新規訪問者とリピーターの割合はどうなっているか?CVRはどちらが高いか?
  • 自然検索・PPC経由・メルマガ経由・SNS経由で区切ると直帰率はどれが高いか?CVRはどれが高いか?etc

という感じで、セグメントを区切ってどこに原因が有るのか見極めていきましょう。という話が書かれています。

そして【判明した原因をどのような手順で改善していけば良いのか】についての解説もあり。この辺り、アクセス解析初心者だと分かりにくいかもしれませんが、読んだら分かります。

セグメントを区切る

“分析”という業務は、アクセス解析に関わらず、大きなセグメントから小さなセグメントに落とし込んで問題点を把握していくというのが常套手段なので、ビジネス的視点を持っている方ならすぐに理解できるでしょう。

第2話:開封率と登録率が2割しかないメルマガ、どうすれば改善出来る?

第2話では、第1話で判明した原因がメルマガだったと仮定して、どのような方法で改善していけば良いのかが具体例とともに解説されています。

第1話でセグメントを区切って原因を把握したように、解決策を講じる場合にもセグメント毎に正しい施策をしていかなければならないよ!という事が書かれています。

第3話:社長の完成VS現場の感覚、より効果があるアイデアを見極めるには?

中小企業のマーケティング担当者にとって厄介な事は、社長が絶対的に権力を持っている、という事です。社長の鶴の一声で予定していた施策が変わるとか、自分の意見を全然聞いてくれない・・・なんてことは中小企業であれば日常茶飯事でしょう。

そんな時に、社長がぐうの音も出せない程の説得材料が有れば、自分の意見を通しやすいですよね?そんな時にやって欲しい施策が「ABテスト」です。ABテストとは、簡単に言うと、2つの異なるLPを同数の人に提示して、どちらの反応率が高かったのかをチェックする施策です。Webマーケティング周りではよく行われます。

abテスト

ABテストをしっかりと行いさえすれば、明確な根拠の元に社長への提案が出来ますから、自分の意見を通しやすくなります。

ABテストはGoogle Analyticsを使って簡単に行えますので、いずれ当サイトでもやり方を紹介したいと思います。

参考:ウェブテストのメリット – アナリティクス ヘルプ

第4話:クチコミページと社長ブログ、売上に貢献しているのはどちら?

第5話とも関連しますが、コンテンツにはコンテンツ毎の役割がある!という事を理解しましょう。

全てのコンテンツに対して、通り一遍等の評価指標(例えばコンバージョン数)を設けても意味が無いので、ページ毎の役割を明確化して、それに見合った評価指標を使うようにしましょう、という事が書かれています。

他にも、具体事例として

  • トップページ
  • セールスページ
  • 商品一覧ページ
  • 商品詳細ページ
  • 入力フォーム

の5つに分けてどのように分析を行い、どのような指標を用いるのが最適なのかを書籍の中で解説してくれています。

第5話:売上に貢献しないFacebook、続ける意味はあるの?

第5話は、いわゆる間接効果のお話で非常にサラッ終わっています。ラストクリックだけでなくファーストクリック、セカンドクリックなども気にしたほうが良いよ~という内容です。

以上長くなりましたが、概要でした。

この本を読む前の注意点

非常に面白いのですが、残念ながらこの本を読んだからといってGoogleアナリティクスの操作が出来るようになるわけでは有りません。操作本ではないからです。

ABテストのやり方など一部書いてくれている部分も有りますが、多分もっと詳しく書いてくれと思う人が大半でしょう。この本で学べるのは、アクセス解析の分析方法の基本的な考え方であって操作手順書ではないので、その辺だけ注意して下さい。

東雲の感想

冒頭にも書きましたが、私は「小川卓」さんのファンです。なので、贔屓目に見てしまう部分が有ります。

しかしながら、今回紹介した書籍はアクセス解析初心者の人には是非とも読んで欲しいなと思います。この本を読んでAnalyticsの操作方法なんかをチョコット勉強すれば、中小企業のWebマーケティング担当者としては十分な実力がつくと思いますよ!

ちなみに、私の場合は他にも

など、小川さんが書いている本は出来るだけ読むようにしています。

ただ、私のように仕事のメインが”アフィリエイト”の場合、中々書籍に書かれているような分析を実践出来ないのがもどかしいところですけどね(笑)