ネットには神様がいる

東雲です。

先日twitterを見ていたら面白そうな書籍が紹介されていました。タイトルは「ネットには神様がいる(「ネットは票にならない」が覆った日)」です。著者は前参議院議員の山田太郎氏。2016年夏に行われた参院選において約29万票という票数を獲得しながらも惜しくも落選してしまった方です。

強力な後ろ盾を持たない候補者が参院選(全国比例区)において29万票を獲得することは並大抵の事では無いようで、選挙終了後にはかなりメディアに登場されていたので知っている人も多いと思います。ご本人もおっしゃっていますが、29万票という票数はネットを上手く活用したからこそ成し得た数字のようです。

ネットをどのように使って票へ変えたのか?、考え方はアフィリエイトにも繋がる物が有るんじゃないかと思って購入してみました。

マーケティング的な目線から感想を述べていきたいと思います。

まずは著者の紹介から

まずは著者の紹介から。著者は山田太郎さんという前参議院の方です。

書籍によると

  • 表現の自由を守る運動
  • 児童養護への取り組み
  • 障害者支援
  • 製造業振興

以上のようなテーマを持って議員活動を行っていたようです。特に「表現の自由を守る運動」に積極的だそうで、山田太郎と言えば「表現の自由を守る人」という印象を持っている人も多いでしょう。

まぁ、ご本人がどんな方かはオフィシャルサイトやツイッターに譲るとして、早速書籍の感想にいきます。

山田太郎(前参議院議員)オフィシャルサイト
山田太郎氏twitterアカウント

マーケティング的には非常に普通だった

山田太郎氏は御自身で立ち上げた会社をマザーズに上場させるほどの経営手腕をお持ちの方なので、物凄い戦略を立ててネットを活用していたのかな!?

書籍を読む前はそう思っていたのですが、実際にはそうではありませんでした。マーケティングを勉強している人からすると非常に一般的なネットの使い方です。

なので、Web関連の仕事をされている人がこの書籍をマーケティングの勉強目的で読んでも得られる物は多くはないと思います。

むしろネットあるいはSNSを戦略的に活用する!という観点から考えると、こちらの記事でも紹介している賢威の松尾茂起さんの「WordPressで加速させる!ソーシャルメディア時代の[新]SEO戦略マニュアル」の方がよっぽど詳しくて有益です。

まぁ、ネットの活用手法・マーケティング手法としては非常に普通の事が書かれていたという感じですね。但し、その中でも参考に出来る部分はあって

  • 継続は力なり
  • ネットの声には紳士に対応する

この部分はやっぱりどんな世界でも共通なんだなと思いました。

書籍の内容は普通に読める

マーケティング的には普通のことが書かれていると言いましたが、そもそもタイトルが強烈なだけで書籍の内容はネットの事だけに限りません。イメージとしては

  • ネット活用の方法
  • 山田太郎氏の議員活動の内容
  • 選挙の裏話や選挙情勢の話し

等が万遍なく記載されている感じ。読み物としては普通に読めるので興味のある人はどうぞ。初めて選挙に出馬するような新人議員の人なんかは、読んでおいて損は無いんじゃないでしょうか。

選挙活動-街頭演説

読後の感想としては【アフィリエイター含めたWebマーケッターに新しい市場が出来たんじゃない!?】という感じです。それなりに力のある人であれば、ネット選挙プランナーとして十分やっていけると思います。以上、薄い書籍レビューでした。

あと、マーケティング的には普通と書きましたが、やはり強力な政党の後ろ盾の無い候補者が、書籍に書かれている内容をやり切る事が如何に大変か?というのは言わずもがなです。

私自身、何度か知人の選挙のお手伝いをしたことがありますが、本当大変です。しかも無所属の人だったので尚更です。そういう意味では、リソースが少ない中で国政選挙でコレだけの結果を出している山田太郎さんはすごいな~と思います。

参考記事:参院選29万票で落選……山田太郎氏インタビュー(上) 「ネットの神様は3つのことを守らないと認めてくれない」 | ガジェット通信
参考記事:山田太郎、29万票の衝撃 – グレッグ山田の文句百万回