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東雲です。

今回の記事では、サイトの記事を見直す時に参考にしておきたい検索順位とクリック率(click through rate:略してCTR)の関係性についてまとめておきたいと思います。

アナリティクスとサチコを見て記事内容・記事案をブラッシュアップ

順位は高いのに、極端にCTRが低い記事などはアクセスをミスミス失っている可能性もあります。そういう面からしても、順位ごとのCTRはチェックしておきたいところ。

まずは、2013年、2014年、2017年の検索順位とクリック率の関係性について見ていきましょう。

検索順位とクリック率(CTR)の関係。2013年・2014年・2017年の3年平均

順位2017年2014年2013年平均
1位21.12%19.35%17.16%19.21%
2位10.65%15.09%9.94%11.89%
3位7.57%11.45%7.64%8.89%
4位4.66%8.86%5.31%6.28%
5位3.42%7.21%3.50%4.71%
6位2.56%5.85%1.63%3.35%
7位2.69%4.63%1.09%2.80%
8位1.74%3.93%1.04%2.24%
9位1.74%3.35%0.44%1.84%
10位1.64%2.82%0.51%1.66%
合計57.79%82.54%48.26%62.86%

2013年及び2014年度の結果に関しては、海外SEOの鈴木さんがちょっとだけ詳細に分析しているのでそちらもどうぞ。

【2013年】検索結果1位のクリック率は17.16%、ロングテールはCTRが高い 〜 CATALYST調べ | 海外SEO情報ブログ
検索結果1位のクリック率は19.35%、英NetBoosterの2014年版CTR調査より | 海外SEO情報ブログ

2006年や2011年、データの大元となるサンプリング条件などを知りたい方は下記記事をご参照ください。

検索順位別クリック率(CTR)と年代別推移まとめ | SEOラボ

各年度によってサンプリングデータや調査期間が違うので、完全な比較可能性は担保していませんが、1位になると概ね約20%のクリック率を得られることが分かります。

2位なら10%

1位になると2位の倍のアクセスを得られるという事ですね。

3位でも約9%。

2位と3位がそこまで変わらないのは意外です。

9位、10位になると1%台という結果に。

上記データより考えると、やはり・・・

狙うは1位!できれば3位以内!最低でも5位以内!

という感じで記事を書いていくのが良いんでしょうね。

1位・2位・3位

1位から10位までのクリック率の合計平均値は約62.86%となっています。残りの約40%は

  • 有料広告をクリックしている(広告のクリック率はSEO検索のクリック率より大分低いです。)
  • 2ページ目の検索結果を見に行ってる
  • Googleのナレッジグラフ等を見ただけで満足して検索結果から出ていく

などの行動をしているのでしょう。

なお、弊社は現状では2013年、2014年、2017年の平均データを使って順位ごとのCTRをチェックするようにしています。特に理由は有りませんが、後述するようにデータにバラツキがあるので平均化したほうが良いかなと思っただけです。

検索順位とCTRの関係を見る時の注意事項

3年分の検索順位とCTRの関係を見ましたが、上記データは「あくまでも平均値」のデータであることは認識しておきましょう。

そもそも、調査会社が違いますし、年度も違いますし、サンプリングデータも同一じゃないので、完全なる比較可能性が保たれているわけではありません。

他にも、タイトルやスニペットの付け方が秀逸だったら順位が低くてもCTRは上昇することがありますし、クエリのキーワードの数によってもクリック率は変わってきますよね。

従って、あくまでも「平均値」であることを理解した上で、参考程度に利用するのが良いでしょう。

ちなみにコチラは2014年の検索順位とCTRの関係性を発表したNetBoosterのスライドから拝借したもので、キーワードの数ごとのクリック率と順位の関係性を示したものです。

キーワード数ごとのクリック率

4語のロングテールキーワードの1位のCTRが飛び抜けていることが分かりますね。

あと、1語のキーワードだと1位は約20%程度のCTRがありますが、2位以降だと平均値以下の約7.5%しかありません。コレは、指名検索・ブランド検索やらが多いのでわざわざ2位以降を見る必要ないよね!という人が多いからでしょう。

ブランド検索だと検索の面もかなりとりますしね。たとえば「FXルーキーズ」なんかはGoogleで「FXルーキーズ」と検索すると、2017年11月現在、6個サイトリンクが出てきます。

fxルーキーズ

これだけ面が大きくなると、2位以降に目がいかなくなるので、どうしても2位以降の順位は下がりますよね。

クリック率(CTR)をあげることの重要性

なぜクリック率をあげることが重要なのか?

東雲は以下の二つの理由から重要だと思っています。

  • ①CTRが高くなれば検索流入が増えて売上も増える
  • ②CTRが高くなれば順位も上がる??

以下、それぞれ詳しく見ていきましょう。

CTRが高くなれば検索流入が増えて売上も増える

グラフ

ココは事例を見て貰った方が分かりやすいでしょう。

既にあなたはあるキーワードで1位を取っているとします。修正前のCTR等のまとめがコチラ。

・キーワードの検索ボリューム:10,000
・検索順位:1位
・CTR:5%
・月間訪問者数:500人
・CVR:5%
・報酬単価:5,000円

この場合のアフィリエイト報酬(売上)は 500人×5%×5,000円=125,000円ですね。

1記事で月間12.5万円稼いでいるのであれば、そこそこ優秀ですが、気になることがあります。

CTRの低さですね。

さきほど見たように、検索で1位を取ると平均して約20%程度のクリックを得られたはずです。上の事例ではたったの5%です。

仮にCTRが20%と仮定して計算してみましょうか。

・キーワードの検索ボリューム:10,000
・検索順位:1位
・CTR:20%
・月間訪問者数:2,000人
・CVR:5%
・報酬単価:5,000円

この場合のアフィリエイト報酬(売上)は 2,000人×5%×5,000円=500,000円ですね。

まぁ、つまり何が言いたいかというと“CTRをあげれば検索流入が増えるので売上は比例して増える!だからCTRは重要!”って事です。

もちろん、流入者数が増えれば増えるほど、色んな検索意図をもったユーザーがページに訪れるようになるので、CVRが一定のままなんてことは無いとは思いますが、検索流入と売上はある程度比例します。

該当記事が、既にいくらかの売上をあげているのであれば尚更です。

なので、サチコを見て記事をブラッシュアップしていく時は、該当クエリのクリック率も見るようにして下さい。思わぬ収益源を発見できるかもしれませんよ。

もちろん、順位が1位ではない場合は1位を目指すことをお忘れなく。検索流入は「検索順位をあげる」か「CTRをあげるか」のどちらかでしか増えませんのでね。

CTRが高くなれば順位も上がる??

順位

CTRはランキングの決定要因の一つになっているのか?

よく言われる事ですね。この点、Googleの検索チームは「CTRデータやサイト内データ(直帰率とか)」はランキングの要素にはしていないと回答しています。詳細は下記を参照。

GoogleのAIチーム⇒検索結果のクリックデータをランキングに使っている、検索チーム⇒使っていない。どちらを信じる? | 海外SEO情報ブログ

なので僕らとしても「CTRデータや直帰率が直接的にランキングに影響しているわけではない」と考えて行動するべきでしょう。

しかし、上記鈴木さんのブログの記事を見れば分かるように、CTRや直帰率等のデータはアルゴリズムの検証には使われています。従って、間接的にCTRが僕らのサイトの順位を変動させる事はある、と考えるのが正解なのかなと個人的には思います。

言い換えれば「検索意図によって検索結果は変わるので、巡り巡ってCTRの高い記事は上位表示される可検索する人能性がある」という事です。

言葉にするのが難しいのですが、イメージを時系列でおっていくとこんな感じ。

  • ①-あるクエリに対する検索結果があると仮定
  • ②-①の検索結果に対するユーザーの行動がイマイチ(例:”上位ページの直帰率が高い”とか”上位ページのCTRの方が低く下位ページのCTRの方が高い”など)
  • ③-つまり現時点での検索結果(及び検索結果をはじき出したアルゴリズム)に対するユーザー満足度は低い
  • ④-ユーザー満足度をあげるためにより深く検索意図を満たすために検索結果を変える(アルゴリズムを変える)
  • ⑤-CTRが高いという事はユーザーが求めているという事になるのでアルゴリズムが変わった段階で結果として上位表示される

こんな感じでしょうか。まぁCTRだけで検索意図を満たしているかどうか判断している訳ではないので、全くこんな感じではないとは思いますが、間接的にはCTR向上によって順位が上がることはありそうですよね。

例をあげるとすれば、既に語り尽くされてますが、検索クエリ「ワンピース」なんかが分かりやすいですね。皆さんもGoogleで”ワンピース”と検索してみて下さい。

東雲が検索した時の順位はこちら。

1位:漫画ONE PIECEの公式サイト
2位:漫画ONE PIECEのwikipedia
3位:漫画ONE PIECEのネタバレ?サイト
4位:漫画ONE PIECEのネタバレ?サイト(naverまとめ)
5位:漫画ONE PIECEのフジテレビ公式サイト(アニメ)
6位:漫画ONE PIECEの公式サイト(1位とは別)
7位:漫画ONE PIECEのネタバレ?サイト
8位:ファッションサイトのワンピースカテゴリー
9位:漫画ONE PIECEのyoutube動画
10位:なし

皆さんはワンピースと単語を見て、「漫画ONE PIECE」か「洋服のワンピース」かどちらを思い浮かべるでしょうか。

検索結果では1ページ目の9個中8個が「漫画ONE PIECE」に関するものです。つまり、ワンピースで検索する人の多くが現状では「漫画のONE PIECE」を意図して検索しているとGoogle検索エンジンが判断している事になります。

これ、昔はもっと「洋服のワンピース」も上位表示されてたんですよ。検索意図として「洋服のワンピース」を望んでいる人も多かったから。

でも「漫画のワンピース」を求める検索意図がドンドン増えていった事で、今の検索結果に変わったんですね。

変化

何が言いたいかって言うと、CTRが上がれば、その記事がユーザーが求めている記事だ!(*)とGoogleが判断してアルゴリズムを変えた結果、順位が上昇することがあるかもねって話です。

* 正確には記事ではなく”検索意図”です。なので、記事の内容もタイトルも検索意図に沿ったものにするのが正解。

なので、ランキングには直接使われてなくてもCTRは重要だと。そういう感じで僕は思っています。(あくまでも、検索意図に沿った内容で記事を書いている場合に、CTRを良くしたらアルゴリズムの変更によって順位が上がるかもね!という話です。真相はしりません。)

CTRをあげるにはどうすれば良いのか?

最後にCTRをあげるにはどうすれば良いのか?という部分について書いておきたいと思います。

まず大前提として

・検索意図にあった記事を書く
・検索意図にあったタイトルをつける
・検索意図にあったディスクリプションを書く

その上で、サイトリンクが出るように見出しをちゃんと書く(検索での面積を増やすため)とか、イベントサイトとかだったらデーターハイライター使うとか、検索画面での面積が大きくなるように努力する。

そんで、検索意図以外で言えば一番大事なのはタイトルの付け方でしょうか。(検索意図を満たした上でのタイトルの付け方という意味)。

キャッチーなタイトルにすれば人の目にも触れるので、クリックされやすいでしょう。

タイトルの付け方に関しては、下記記事で詳しく書いているのでそちらも参照して下さい。

参考:記事タイトルの付け方【記事未了w】

個人的には「大損する」とか「リスク」とかネガティブ系のキーワードを入れるのが鉄板かなと思っていますが、まぁクエリによっても変わるでしょうから、今日はやめときます。

このセクションは手抜きしたのでいずれ書き直すかも。

まとめ

最後はダラケてしまいました。すいません。

ま、とにかく記事をブラッシュアップする時はCTRもチェックして、平均より低ければどうにか改善できないかな?と考える必要があるでしょう。

その結果、自分の記事が検索意図を満たしていない・・・と感じるなら記事そのものを修正する必要がありますし、記事そのものは検索意図満たしていたとしてもタイトルがいけてなかったらタイトルを修正する必要があります。

しんどいですが、頑張りましょう。終わり。